HaRu Blog

あなたの人生をより豊かに

郷土料理・土産土法・地産地消

特に見てほしい方

☑︎食品関係で仕事をしている方

☑︎健康管理に興味がある方

☑︎食生活アドバイザー検定を受ける方

 

はじめに

 皆さん、旅行する際は「何を食べようか」と食事も楽しみの一つに入っているんじゃないですか?私は旅行の空き時間にスマホでご当地料理を調べて、食べに行くことが楽しみです。

 今回は意外と皆さんが旅行する際に、ぜひ食べに行ってもらいたい日本全国の郷土料理について解説します。それと併せて、土産土法と地産地消もざっくりと解説していきます。

 

郷土料理

f:id:harudrive:20200419214509p:plain

郷土料理

 その土地特有の自然条件や生活習慣の中で生まれ、受け継がれていた料理を郷土料理といいます。その土地ならではの料理であり、以下の3つの分類に分けることができます。

 

  • 地元の特産品をその土地特有の方法で調理したもの
  • 調理方法は地域を問わないが、その土地特有の食材を使っているもの
  • 食材はその土地特有のものではないが、調理方法がその土地特有であるもの

 

全国の主な郷土料理

北海道・東北地方

北海道

石狩鍋、三平汁、ジンギスカン松前漬

青森

じゃっぱ汁イカの鉄砲焼き

秋田

きりたんぽ、稲庭うどんしょっつる鍋、ハタハタ寿司

岩手

わんこそば、のっぺい汁

山形

いも煮、納豆汁

宮城

笹かまぼこ、ずんだ餅

福島

ニシンの山椒漬け、つと豆腐

北陸地方

新潟

わっぱ飯、笹団子、へぎそば

富山

鱒寿司ホタルイカ料理

石川

治部煮、かぶら寿司

福井

越前ガニの鍋、ぼっかけ

関東地方

茨城

アンコウ鍋、納豆料理

栃木

しもつかれ、かんひょう料理

群馬

こんにゃく料理、おきりこみ

埼玉

深谷ねぎのぬた、冷汁うどん

千葉

なめろう、落花生みそ

東京

深川飯、ドジョウ鍋、もんじゃ焼き

神奈川

けんちん汁、牛鍋

中部・東海地方

山梨

ほうとう、吉田うどん

長野

信州そば、五平餅、おやき

岐阜

朴葉みそ、鮎料理、赤かぶの漬物

静岡

ウナギ料理、わさび漬け

愛知

ひつまぶし

三重

伊勢エビ料理、手こね寿司

近畿地方

滋賀

鮒寿司、もろこ料理

京都

ハモ料理、湯葉料理、サバの棒寿司、京漬物、加茂なすの田楽

奈良

奈良漬、柿の葉寿司

大阪

箱寿司、バッテラ、船場

和歌山

茶粥、鯨料理、ウツボ料理

兵庫

イカナゴの釘煮、ボタン鍋

中国地方

鳥取

松葉ガニ料理、豆腐ちくわ

島根

出雲そばシジミ汁、ぼてぼて茶

岡山

ままかり料理、祭り寿司

広島

牡蠣の土手鍋、小イワシ料理

山口

フグ料理、いとこ煮

四国地方

香川

讃岐うどん、しょうゆ豆

徳島

たらいうどん、そば米雑炊

愛媛

ふくめん、緋のかぶら漬け

高知

カツオのたたき、皿鉢料理

九州・沖縄地方

福岡

筑前煮、おきゅうと、モツ鍋、鶏の水炊き

佐賀

ムツゴロウの蒲焼、がん漬け

長崎

卓袱料理、ちゃんぽん、皿うどんカラスミ

熊本

辛子レンコン、馬刺し

大分

だんご汁、きらすまめし、やせうま

宮崎

冷や汁、おび天、地鶏の炭火焼き

鹿児島

さつま揚げ、キビナゴ料理

沖縄

ゴーヤチャンプル、ソーキそば

 

土産土法と地産地消

f:id:harudrive:20200419230318p:plain

土産土法と地産地消

 「その土地で収穫されたものは、その土地の方法で調理・保存して食べることが最も望ましい」とする考え方を土産土法(どさんどほう)といいます。身土不二(しんどふじ)ともいい、昔からからだにとってはその人の生まれ育った土地の食物が一番良いとされてきました。

 現在では日本国内はもちろん、外国からもいろいろな食材が手に入るようになりました。しかし、農産物を全国の消費者に届けるためには、均一な品質で大量に生産しなければならず、そのために農薬を使用したり、長距離輸送に耐えられるよう品質保持剤を使用したりするなど、さまざまな問題が発生しています。そこで、最近は地域で生産されたものをその地域で消費する地産地消が推進されるようなりました。

 

スローフード運動とフードマイレージ

 地産地消と類似した考え方として、1986年にイタリアで生まれたスローフード運動があります。

  • 消えつつある伝統的な料理や食材を守る
  • 品質のよい食材を提供する小生産者を保護する
  • 子どもを含む消費者全体に味の教育を進めていく

また、フードマイレージとは「生産地から食卓までの距離が短い食料を食べた方が輸送に伴う環境への負担が少ないであろう」という仮説に基づく考え方です。

具体的には(輸入相手国からの輸入量)×(輸送距離)で求められ(国内輸送は含まない)、この値が大きいほど地球環境への負荷が大きくなります。

 

おわりに

 全国の郷土料理がざっくりわかったかと思います。コロナウィルスで、いまや必要なものが手に入らない事態になりました。今後、自給自足的な動きも大事になってくる可能性もあります。そのため、その土地の料理がさらに重要視される流れがくるかもしれませんね。