HaRu Blog

あなたの人生をより豊かに

小売業界

特に見てほしい方

☑︎食品関係で仕事をしている方

☑︎健康管理に興味がある方

☑︎食生活アドバイザー検定を受ける方

 

 

はじめに

 みんさんは普段、お店に実際に足を運んで食料を買いに行きますか?それとも、インターネットで買いますか?僕は、この間、はじめてインターネットで食材を買いました。めちゃくちゃ便利でした。

 今回は皆さんが普段利用しているスーパーマーケットなどの小売業界を解説していきます。

 

小売業の営業形態

 八百屋、魚屋など、「何を売るか」という取扱商品の種類によって分類したものを業種といいます。

 これに対し、スーパーマーケット、ディスカウントストアの様に、「どんな売り方をするか」といった営業形態で分類したものを業態といいます。

 今日では、消費者のライフスタイルの変化やニーズに対応するため、業態がより重要視されています。

 

店舗を構える小売業

スーパーマーケット

食料品全般と生活雑貨などを扱う。セルフサービス方式で、大量の商品を安く販売することが基本。

コンビニエンスストア

年中無休、24時間営業で便利さを追求。約3000品目を取り扱い、宅配便の取次ぎなど、さまざまなサービスを提供する。

ホームセンター

日曜大工用品やガーデニング用品、ホビー用品などを中心に、生活関連雑貨を取り揃えた郊外型の小売店

ディスカウントストア

EDLP(EveryDay Low Price)をモットーとしている家庭用品、家電品などを常に低価格で販売している。

ドラッグストア

健康と美容をコンセプトとして、医薬品や化粧品、日用品雑貨などを低価格で販売する。

アウトドアショップ

アウトドアを切り口として、スポーツ用品やキャンプ用品、自転車、衣類などを取り扱う。

百貨店(デパート)

衣料品、化粧品、家庭用品、食料品などを豊富に取り揃える。店舗ごとに仕入れを行う独立店舗経営である。

消費生活協同組合(生協・コープ)

消費者が出資金を支払って組合員となり、共同購入に参加したり、店舗で商品を購入したりする。

アウトレットストア

メーカーや卸売業者が、衣料品、靴、鞄など自社製品の過剰在庫品を格安で販売する店舗のこと。

専門店

書籍やスポーツ用品、靴など単一の商品を絞り込んで専門的に扱う。

農業協同組合(農協・JA)

組合員が共同で購買を行う。一般消費者も利用することができる。安全、安心な商品を供給することや農家の経営の安定、向上を目的としている。

 

店舗を構えない小売業

訪問販売

販売員が家庭や職場を訪問して商品を売る小売形態。法律では、喫茶店や路上での販売、ホテルや公民館などを借りて行う展示販売等も含まれる。

信販

カタログ販売

雑誌やカタログに商品を記載し、電話やハガキなどで注文を受け販売する。

 

テレビ通販

テレビの通信販売などで商品を紹介し、電話等で注文を受け販売する。

 

オンラインショッピング

インターネット上の仮想店舗(バーチャルショップ)で商品を販売するもの。代金の支払いには、クレジットカードやコンビニエンスストアでの払い込みなどが利用できる。

 

スーパーマーケット

 1950年代後半の高度経済成長期には、大量生産、大量消費により流通構造も変化しました。これを第一次流通革命といいます。この時期、スーパーマーケットは大きく成長し、多店舗化や大型化が図られました。近年は、価格競争が激しくなったり、出展することによるコストが増大するなどしています。また、様々な業態の店舗が増加して、消費者の流れ、経営が厳しくなっている場合も見られます。

 

コンビニエンスストア

 店舗数が増えたことにより、地域によっては乱立状態も見られ。 近接する店舗の競争が激しくなっています。その生き残りをかけ、立地や認知の修学旅行に注目した。 武雄氏とのコラボレーションなどによって取り扱う商品やサービスが広がっています。

 フランチャイズチェーンで運営しているコンビニエンスストアには、次のような特徴があります。

 

  • 売り場面積は30坪(100㎡)程度。
  • 24時間、年中無休営業(最近は24時間営業していない場合もある)。
  • 半径500メートルが集客の範囲。
  • チケット、公共料金の支払いの取扱。
  • ATMの設置。
  • 少量ずつ頻繁に商品を出荷する多頻度小口物流システムを利用。

 

ディスカウントストア

 大量仕入れ、大量販売、質流れ品の調達、販売などによって、消費者に商品を低価格で販売する業態を言います。中には、独自に商品の販売企画を行ない、生産、調達、販売を一貫して行うことで価格を下げている例もあります。

 ディスカウントストアーの形態には、カテゴリーキラーパワーセンター、ホールセールクラブ、ハイパーマーケットなどがあります。

 

カテゴリーキラー

 家電品、紳士服、玩具など特定の分野の商品を専門的に扱い、総合的な品揃えの大型店の売り場を閉鎖に追い込むような勢いを持つ形態です。

 

パワーセンター

 スーパーマーケットやカテゴリーキラーなどを同じ敷地に集めた郊外型ショッピングセンターで、多くの場合、大手スーパーマーケットや大手小売店が経営母体となっています。

 

ホールセールクラブ

 会員制の低価格の小売業です。元々は中小の小売店に対して現金払い持ち帰り方式(キャッシュ&キャリー)の卸売(ホールセール)業でしたが、小売業として発展し、日本にもアメリカの企業が進出しています。会員になれば、個人でも買い物ができます。倉庫型の店舗で、バラ売りではなく、まとまった単位での購入が可能となっています。

 

ハイパーマーケット

 大規模な店舗に安い価格の多種類の商品を並べて販売する形態です。郊外に設置され、フランスでは売り場面積が2500㎡以上で、販売商品の中心を食料品とし、雑貨や衣類、住関連商品についても品揃えしているものをいいます。

 

小売業の経営形態

 何らかの形で鎖のようにつながっている小売店チェーンストアといいます。資本や経営の違いによって、3つに分類されます。

 

レギュラーチェーン

 大手スーパーマーケットやデパートなど単一の資本によって、多店舗展開しているチェーン店をいいます。

 

ボランタリーチェーン

 独立した中小小売店同業者が集まりチェーン化したものをいいます。共同で仕入れや配送、販売促進などを行ない、大手業者に対抗しようというものです。加盟した小売店自らがチェーン本部に参画し、経営の中心となることも可能です。

 

フランチャイズチェーン

 本部企業(フランチャイザー)が加盟店を募集し、一定の地域内での商標等の使用と営業権利を認めて商品を供給する形態です。加盟店はフランチャイジーと呼ばれ、加盟料(イニシャルフィー)や経営指導料(ロイヤリティ)などを支払います。

 コンビニエンスストア業界では本部による直営店比率が低く、フランチャイズチェーン方式の加盟店が主流です。加盟店は未経験者であっても、本部からの情報提供やノウハウ指導によって、新規出店をすることができるため、急速な店舗展開につながりました。

 加盟店は本部企業から資本的に独立していますが、統一の店舗運営を行うために店舗設備や品揃え、価格などについては本部の統制下に置かれます。

 

小売業の現状

 オンラインショッピングは「ネット通販」とも呼ばれ、「楽天市場」「yahoo!ショッピング」といった仮想商店街への出店が増加しています。実際の店舗では商圏に制約されるのに対し、インターネットでは世界中に拡大する可能性があります。

 また、商品企画から生産販売に至るまで一貫した商品調達をすることにより、トータルコストを下げられる流通経路を持ったディスカウントストアが勢いを増しています。

 一方、かつて小売業のリーダー的存在と言われたスーパーマーケットは、ここ数年、出店コストの増加や価格競争などにより、経営が厳しい状態となっているところが増えています。コンビニエンスストア業界でも出店が飽和状態になりつつあり、現在では、チェーン店同士の淘汰や再編成などが行われています。また、百貨店業界では、伝統ある老舗が大胆な統合を進めています。

 

小売業界再編成で誕生した主なグループ

百貨店業界

 

スーパーマーケット業界

 

おわりに

 最近は小売業界の統合が多いですよね。それは、小売業界を生き抜くために行なっている戦略です。また、コロナの影響もあり、今後、ますますインターネット通販が重要なポイントになってくる可能性があるので、目が離せません。